注文フォーム作りの基本

飲食店のベーシックな注文フォームをステップバイステップで作りながら、 AForms Eatsの使い方の基本を説明します。

飲食店のベーシックな注文フォームをステップバイステップで作りながら、 AForms Eatsの使い方の基本を説明します。

「ベーシック」ということで、お食事の受け渡し方法はテイクアウトということにします。(デリバリーの場合はページの下の方に書きました)

ではさっそく始めましょう。

もくじ

フォームビルダーを開く

フォーム一覧から「新規追加」をクリックして、フォームビルダーを開いてください。
フォームビルダーを開くと4つのタブがあります。それぞれ、次のような役割があります。

「全般」タブ 注文フォームの全体的な挙動を設定できます。
「明細」タブ注文フォームのうちの「注文」の部分、つまりお客様がメニューを選んで注文金額を確定させる部分を設定できます。
フォームの主要な部分ですね。
「お客様の属性」タブ注文フォームのうちの「フォーム」の部分、つまりお客様の名前や連絡先を入力してもらう部分を設定できます。
受け渡し方法や受け渡し日時もここに含まれます。
「メール」タブ注文フォームに関連づけられたメールについて設定できます。

「全般」タブは初期状態で問題ありません。
ですので、さっそく「明細」タブでメニューを登録していきましょう。

メニューを登録する

画面左側にある部品リストから、部品をフォームに追加していきます。
AForms Eatsは商品をグループごとに表示するようになっていますので、まずはフォームにグループを登録してください。
グループは、たとえば「サラダ」「ハンバーグ」「パスタ」…のような感じです。

グループの設定は名前だけ入力してあげれば十分です。
名前を入力したら、画面下部の「変更を確定」ボタンを押して内容を確定しましょう。

次に、グループに商品を追加していきます。
グループを選択していると部品リストで「商品項目」が選べるようになりますので、それをクリックして商品を追加します。

商品の設定は、写真、名前、金額の3つだけ入力すればそれなりのフォームを作れます。

画面右上の「プレビュー」をクリックすると注文フォームの簡易的なプレビューを見られます。
プレビューで確認しながら商品を登録していけば、間違いが少なくなって良いです。
プレビューを開く前にはフォームを保存するのを忘れないようにしてください。

入力フォームを作る

次に、「注文フォーム」の「フォーム」の部分、つまりお客様に入力してもらう部分を作ります。
「お客様の属性」タブを使います。

先ほどの明細タブとは違って、ここには「グループと商品」のような構造はありません。ですので、入力してもらいたい内容に応じた部品をフォームに追加していけば大丈夫です。

この記事では、典型的な項目を説明していきます。

テイクアウトですので、お客様がお店に商品を取りに来ます。
取りに来たお客様を呼ばなければいけませんので、「名前」部品で名前を入力してもらいましょう。

また、お客様が取りに来てない場合に連絡が取れないといけませんので、「電話番号」部品で電話番号を入力してもらいましょう。

次に、お客様がいつ取りに来れるのかを入力してもらいます。「ドロップダウン」部品を追加して、設定項目「選択肢」に選択肢を入力します。
たとえば「11:00,12:00,13:00」とすると、選択肢が「11:00」「12:00」「13:00」のドロップダウンメニューを作れます。

お客様が任意のメッセージを入力できるように、通信欄を設けておくのも良いかもしれません。「テキスト」部品を追加して、設定項目「入力必須」を「自由」に、設定項目「行数」を「複数行」にします。
これで、お客様は「少し遅れますが必ず取りにいきます」とか「サビ抜きでお願いします」とか、雑多な連絡事項を伝えられるようになりました。

通知メールが届くようにする

フォームから注文があったらメールで通知が届くようにします。
「メール」タブを使います。

AForms Eatsのメール機能は、本来はお客様に注文確認メール(自動返信メール)を送るためのものです。
ですが、これの設定項目「通知先アドレス」に飲食店のスタッフのメールアドレスを入力しておけば、サンキューメールのコピーがお店スタッフにも届くようになります。

初期状態では、メール本文が簡素すぎて使いものになりません。
ですので、{{details}}{{total}}{{attributes}}を追記して、注文内容、金額、お客様情報がメールに記載されるようにするとよいです。

フォームをページに貼り付ける

これでフォームは完成です。
AForms Eatsで作った注文フォームは、WordPressの投稿や固定ページに埋め込んで使います。
フォームビルダーの「全般」タブにショートコードが表示されていますので、これを投稿や固定ページに埋め込んでください。

埋め込んだら、そのページをブラウザで開いて、思い通りに出来てるか確認しましょう。

ヒント

確認画面を省略する場合

AForms Eatsで作った注文フォームは、初期状態で確認画面を表示するようになっています。
確認画面を省略したい場合は、フォームビルダーの全般タブで設定項目「確認画面を表示する」を「表示しない」にしてください。

注文完了画面を表示する場合

注文フォームを送信したお客様に「ご注文ありがとうございました」画面(注文完了画面)を表示したい場合です。
この場合は、注文完了画面をあらかじめWordPressで作っておいて、そのページのURLをフォームビルダーに設定します。
設定箇所は、全般タブの設定項目「サンクスURL」です。

デリバリーの場合(配達先)

テイクアウトでなくデリバリーの注文フォームの場合です。
デリバリーの場合は配達先をお客様に入力してもらう必要があります。
フォームビルダーのお客様の属性タブで「住所」部品を追加してください。
設定項目「自動補完」を「Yubinbango(日本)」にすると、郵便番号から住所が自動補完されて、使いやすいフォームになります。

デリバリーの場合(配達料)

上記に加え、配達料を注文金額に上乗せしたい場合です。
その場合は、フォームビルダーの明細タブで「自動項目」を追加してください。
これは、内容が固定された行を明細に追加する部品です。
設定項目「名前」には「配送料」などを、設定項目「金額」には配送料をセットします。

なお、テイクアウトでもデリバリーでも、食事代は軽減税率の対象(消費税8%)です。が、配達料は軽減税率の対象外ですので、配達料の消費税は10%です。
AForms Eatsはこんな状況も適切に取り扱えます。詳しくは「税の設定(軽減税率)」をご覧ください。

注文確認メールを送信する場合

お客様がフォームから注文したときに注文確認メールを送信したい場合です。
この場合、メールの送り先をお客様に入力してもらう必要がありますので、フォームビルダーのお客様の情報タブで「メールアドレス」部品を追加してください。

AForms Eatsは、お客様がフォームを送信したとき、メールアドレスが入力されていれば自動返信メールを送ります。

自動返信メールの内容は、フォームビルダーのメールタブから設定できます。

0 0